還暦とは

還暦とは「数え年６１歳」の呼称で、６０年後に再び生まれた年の暦の干支(えと)に還る(かえる)が語源です。

満年齢の還暦の年とは ?

本来「還暦」は、数え年６１歳の呼称です。

満年齢に当てはめると「６０歳の誕生日を迎える年」が還暦の年になります。

数え年とは ?

「数え年」とは誕生の年毎に加齢する方法なので、

生まれた時が１歳であり、０歳という考えはなく、元旦ごとに１歳加齢されます。

例えば昭和３９年１０月１０日の辰年(たつどし)生まれの方は、

生まれた年(辰年)が数え年の１歳になります。

翌年の巳年(みどし)元旦で数え年２歳になり、６０年後の辰年の元旦で数え年の６１歳になります。

したがって、正しくは６０年後の令和６年辰年(うどし)の元旦に、

「私は今年数え年６１歳になり、還暦を迎えました」と言えるのです。

満年齢とは ?

「満年齢」は生まれた時が０歳で、以後誕生日ごとに１歳加齢する方法です。

本来、還暦は誕生の年のことで、誕生の日とは無関係です。

しかし満年齢にすると「６０歳の誕生日が還暦の日」になります。

辰年(たつどし)の昭和３９年１０月１０日生まれの方は、翌年の昭和４０年巳年(みどし)の１０月１０日で満１歳。

還暦とは６０年後に再び生まれた年の干支に還る(かえる)ことなので、

６０年後、辰年(たつどし)の誕生日(令和６年１０月１０日)に還暦となったといえます。

※　昭和２４年の法律により年齢は「満年齢」でによって表すことになりました。

しかし、「数え年」は言葉の伝承文化として現在も使われ続けています。

令和６年の還暦対象者は、昭和３９年辰年(たつどし)生まれの方々です